上海随一の地下組織の女総帥・藤堂凛子は、母の歌劇場を取り戻すため、上海一の道楽息子・木村風真を縛り上げて結婚を強要する。 彼が言うことを聞かない?心配ない、彼の端正で堅実な祖母を「老道楽」に仕立て上げ、頼みの綱を根本から断ち切ってみせる! 彼は彼女を激しく憎むが、知らず知らずに愛を深めていく。 やがて彼は上海中を探し回って彼女の母の髪飾りを見つけ出し、自ら彼女のために劇場の舞台を築き上げる。 世間は木村風真の道楽者ぶりだけを見るが、彼女だけは、とっくに彼の偽らざる真心を見抜いていたのだ。