魔法の才を持って生まれたイレノア。 だが「女」という理由だけで、その力も未来も奪われていた。 姉は政略結婚の犠牲となり、母は娘を守るため奴隷へ堕ちる。 絶望の中、イレノアは隠遁する大魔導士に拾われ、禁忌の魔法と竜を従える力に覚醒する。 そして数年後——。 彼女が故郷へ戻った時、かつて自分を踏みにじった一族は崩壊寸前だった。 今度は奪われる側ではない。 世界を屈服させるのは、彼女の方だった。