秦墨は乾の国に転生し、秦国のとぼけた世子となった。最初は、游郭で曲を聴き、闘鶏や犬の散歩をしながら、気ままに生きていきたいと思っていた。ところが、自分には第一皇女との婚約があり、未来の駙馬であることが判明する。 自分の幸せな生活を守るため、秦墨は毅然と婚約破棄の長い道を歩み始める。そうして、誰もが嫌う暇な世子から、皇帝に愛されつつも頭の痛い存在である柱国、異族を震え上がらせる戦神へと変貌を遂げていく。 増え続ける肩書きに、秦墨は涙なしには語れない。どうしてこの婚約は破棄できないのだろうか。