
13年前、S市の豪閥・新陽グループの社長だった母を、乗っ取りを企む父に殺され、追い詰められた11歳の秦芊は、冬の湖で自殺を図る。そこで同じく絶望していた13歳の少年・傅景宴と出会い、「冬の水は冷たすぎるから、春になったら死のう」と言葉を交わして共に生き延びた。 13年後、母の復讐のため世界的な弁護士・沈桑榆となった彼女は、命の恩人である大豪閥の長孫・冷司辰と婚約する。冷司辰は道楽息子で、彼女に頭が上がらない一方、外では彼女を守るために牙を剥く男だった。 冷家の後ろ盾を得た夜、泥酔した沈桑榆は車内で見知らぬ男と一夜を共にする。巨額の「代金」を残して立ち去った彼女だが、その相手こそ、13年間彼女を一途に想い続け、婚約者がいると知りながらも自ら身を捧げた傅景宴だった。