名家に雇われたベビーシッターの後藤幸枝は、わがままなお嬢様と勉強苦手の若様を懸命に更生させた後、また生まれつきの「問題児」である三男の周尾政人に向き合うことになった。姉の病気を治すため、後藤幸枝はその依頼を引き受けるしかなかった。だが関わるうちに、周尾政人の家族が抱える事情は、想像以上に複雑であることが分かった。そして決意した後藤幸枝は少しずつ真相を解き明かしながら、三男の心に隠された傷を癒した。