名門で産後シッターとして働けば、月収160万円。19歳の後藤幸枝は迷わずその仕事を引き受けた。 しかし、若くて美しい彼女に、次男は猜疑心を向け、三男はしつこく絡み、そして——この家の頂点に立つ彼までもが、冷たい視線で彼女を疑う。 後藤幸枝はただ、自分の仕事に集中した。彼女が持つのは、医術、マッサージ、薬膳料理、幼児教育、そして心理カウンセリング。次々と披露されるその“十八般の技”は、やがて豪門の誰もが驚嘆する存在へと変わっていく。