
剣宗の尊上・謝無妄は、魔骨を持つ妹・初一を救うため旅に出た。しかしその隙に、霊女・林菀が初一の魔骨を奪い去る。更に雷を呼び寄せ、彼女を無慈悲に処刑した。帰還した謝無妄は、妹の魂灯が消えかけているのを目撃する。絶望から魔に堕ちた彼は一夜で白髪と化し、剣宗を血に染めた。彼は妹の魂灯を手に、百年もの間探し続ける。一方、初一は魔淵で聖女・九幽として生まれ変わっていた。だが司曜に操られ、兄を自分を殺した仇だと信じ込まされる。そして彼女は、再会した兄の心臓に毒の刃を突き立ててしまう。兄はただ妹を憎しみから解放するため、その一撃を甘んじて受け入れた。死の間際に明かされる真実。初一は悔恨の中でついに覚醒する。百年の時を超えた兄妹の運命は、果たして…?