
引退した“伝説の殺し屋”肖野(シアオ・イエ)は、組織からの追撃を逃れるため、名門令家の令嬢・令顔(リン・イエン)が交通事故による爆発で記憶喪失になった隙を利用し、彼女を連れて辺境の小さな町へ身を隠す。そして二人は「従兄妹だ」と偽って暮らし始める。 かつて贅沢三昧でわがままに育った令顔は、貧しい町での生活に無理やり適応することになり、食事や住まいに不満を漏らしては“お嬢様気質”を隠せない。しかし、口は悪く手も荒い肖野に次第に頼るようになっていく。肖野は表向きこそ冷たく突き放すが、実際には彼女を密かに守り続けていた。家を修繕し、薬を用意し、嫌がらせを退け、殺し屋としての正体を隠したまま彼女の安全を守る。 共に過ごす日々の中で、二人の間には「従兄妹」という禁じられた名目の下、恋心が芽生えていく。互いに近づくたび、引き寄せ合いながらも踏み越えられない距離が、危うい暧昧さを生み出していった。 そんな中、令顔の夫・賀鈞(ホー・ジュン)が遺産を奪うため、肖野のかつての宿敵であり“死んだはずの仲間”綺夢(チーモン)と手を組み、小さな町へと迫ってくる。令顔の行方を追う一方で、肖野への復讐も企て、二人の静かな隠遁生活は崩れ去る。 やがて二人は共に危機へ立ち向かわざるを得なくなり、生死を賭けた試練の中で、互いの正体と本当の想いに向き合うことになる。