
松本航と森山遥は、学生時代から共に歩み、起業した夫婦だった。 技術者である航が会社の屋台骨を支える一方で、遥は悪い家族の影響を受け、いわゆる「実家の弟に尽くしすぎる姉」へと変わっていく。 遥は、見栄を張るために会社の資金を横領して弟の結婚祝いに充て、弟夫婦を自宅に住まわせた挙句、彼らが航の重要な開発書類を台無しにするのも黙認した。 さらには離婚を盾に、弟の家を買う資金を作るため、航に自宅の売却を迫る... 絶望の淵に立たされた航だったが、そんな彼の前に一人の女性が突如として現れる。それを境に、航の人生に希望の光が差し込み始める...