俺の名はケイレン。自らを売り飛ばした、野良犬のような男だ。そんな俺を買い取ったのは、貴婦人のポーシャ様。彼女は由緒正しきローズ家の女伯爵だった。契約の条件は、俺が聾唖者を演じること。俺はその役を完璧に演じきった。そして、彼女の合法的な「夫」の座を手に入れた。彼女の秘密の相手を目撃するまでは――。俺の妻は、女性しか愛せない身体だったのだ!果たして、この偽りの結婚の行く末は…?