
科挙で首席となった蘇文(スー・ウェン)。 だがその正体は、世を離れて生きる剣の達人だった。 かつて恩を受けた喬将軍の死の真相を探るため宮中に入った彼は、思いがけない運命に導かれ、姫・王馨瑶(ワン・シンヤオ)の夫となる。 最初は反発し合いながらも、少しずつ心を通わせていく二人。 北戎の侵攻、丞相・秦相の謀反――国を揺るがす争いのなかで、蘇文と王馨瑶は喬将軍殺害の真実へと迫っていく。 しかし、その先で明かされるのはあまりにも残酷な真相だった。 すべての裏で糸を引いていたのは、長く病に伏していると思われていた皇帝。 陰謀に翻弄されながらも、ともに戦い、ともに真実を追い続けた蘇文と王馨瑶。 やがて国に平和が戻るとき、ふたりの想いもまた、確かなかたちになっていく。