虐待される日々から逃れるため、ナオミは一つの決断を下す。彼女は「狼を持たない」最弱の存在として虐げられていた。政略結婚の相手は、「残忍」と恐れられるアルファのジュリアン。しかし、彼こそが自身の「運命の番」だと知ってしまう。だが、ナオミを庇ったジュリアンは、処刑の危機に瀕してしまう。愛する人を救いたい――。その必死の願いが、彼女に眠る宇宙最強の白狼の力を覚醒させる。彼を貫く銀の弾丸が放たれた、まさにその瞬間。覚醒したナオミが、処刑場に舞い降りるのだった。